MacでもWindowsでも快適なNAS ReadyNas 10200レビュー

RAIDの必要性

RAID(レイド)についても解説しておきます。

 

USBハードディスクでもNASでも、たいていは1台のハードディスクで運用します。しかし突然ハードディスクが故障した場合、一瞬ですべてが消えてしまう場合があります。

何年もためていた写真データ、大切な家族の動画など、取り返しのつかないデータがすべて消える可能性があるのです。

 

そこでRAIDです。

ReadyNASはRAID 1という機能が使えます。これは2台のHDDに常に同じデータを記録することで、突然1台が故障してもまったく影響なく運用できるのです。

下の図を見てください。ReadyNASが搭載するRAID 1は業務用途でも使える本格的な機能で、片方のディスク故障が起こってもそのまま動き続けます。もちろんデータが消えることもありません。代わりのディスクが来るまで1台のディスクのみで運用可能です。

ReadyNAS RAID1 解説-1

 

さらにホットスワップという機能で電源を入れたままでもディスクの取替が可能。業務中でストップできないときでも新しいディスクに入れ替えられます。ホットスワップは非常に高度な技術で、搭載されていない機種も多くあります。

取り替えたディスクは自動で再構築され、何もしなくても元の状態に戻ります。もちろん再構築中も作業は継続できます!

つまりディスク1台の故障なら、故障発生から復帰まで一切止まることがないのです!

ReadyNAS RAID1 解説-2