小さい!11インチの中でもさらに最小をうたうモバイル用パソコン Lavie Direct NM (Note Mobile)をレビュー

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

すっごくコンパクトなパソコンがやってきました!NECから販売されている「NEC Lavie direct NM (Note Mobile) 」です。

11インチの小型ノートクラスなのですが、狭額ベゼルを採用し、同クラスの中でも際立って小さなサイズを実現。加えてFULL HD (1920×1080)の解像度で高精細なディスプレイ、最大Core i5まで搭載することで速度も十分。

このサイズは、今までネットやちょっとした動画が見れればいいというような”割り切り”を求められるクラスでしたが、Lavie Direct NMは実用十分な11インチノートだと感じます。

さっそく細部をレビューしていきます!

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とにかくコンパクト!

まずは11.6インチクラスでは最小とうたう、ボディデザインを見ていきましょう。

箱から出してみると、小さいパソコンを見慣れた僕でも「小さいな~」と思わず独り言を言ってしまうほど小さい!片手で簡単に持ててしまうほどの小ささ、軽さです。重量はわずか904g。

手の大きさと比べてみましょう。
片手でほぼ本体半分が隠れます。成人男性の手のひら2つ並べたぐらいの大きさと言えるでしょうか。

すごくわかりづらいですが、ティッシュ箱を置いてみました。なんとなく大きさがわかりますでしょうか?

ただし厚みはちょっとあります。強度を保ったり、内部空間を確保するためだとは思われますが、ボディの小ささと比較してしまい、逆に厚さが目立ってしまっているのが痛いところ。

カラーバリエーションは

  • アクアブルー
  • パールホワイト
  • パールブラック

の3色。

ディスプレイ

ディスプレイは11.6インチのIPS光沢液晶。FULL HD (1920×1080)の解像度です。

IPS液晶なので色合いが深く、またどの角度からもほとんど色変化が起こらず、見やすい画面です。ただ光沢画面のため、屋外や蛍光灯の真下では多少の映り込みを感じます。

 

ちなみに、11.6インチパソコンではFULL HDの採用は珍しいです。

このクラスは「簡易パソコン」として扱われているものが多く、解像度は1280×720、1366×768という低いものが大半です。低い解像度ではインターネットを楽しむぐらいがせいぜいで、Excelなどを使うと非常にきゅうくつに感じます。Lavie Direct NMはコストがかかりますがFULL HDを採用することで、実用十分なパソコンとして成り立っています。

 

さらに注目はこの狭額ベゼル。左右、上の辺がわずか5mmほどのベゼル幅に抑えられています。他機種では1~2cmが普通なので、1/2~1/4まで薄くなっているのです。

これがディスプレイサイズはそのままに、本体サイズをここまで小さくできた大きな要因だと言えるでしょう。

ディスプレイはここまで開くことができますが、しばらく使っているなかで、できればもうちょっと倒せるといいなと感じました。

キーボード

キーボードも非常にがんばっています。この小ささでも、十分なキーの大きさ、自然な配列を実現しています。

ここでも他メーカーとの比較になってしまいますが、小さいパソコンはキー配列が独特なものが非常に多く、使いにくさに拍車をかけています。特にBackSpace、Delete、Shiftキーなどが大きさや位置はかなり適当なものが目につきます。

その点、Lavie Direct NMは写真をご覧いただければわかりますが、非常に”まとも”な日本語配列。
強いて言えば全角/半角キーの隣にESCが来ているのが気になりますが、それでもタイプミスを誘発するようなものではありませんでした。

PageUPなどはFnキーとの組み合わせになるのは、狭さゆえ仕方のない部分だと言えます。文字に関しては全く問題なくスラスラ打つことができました。

キーストロークも1.5mmほどあり、しっかりと打鍵感を感じます。ただ中央部分には少したわみも感じられましたので、しっかりしたバックプレートが付けばよりいいなと思いました。

 

Fn + SpaceでタッチパッドのON / OFFも可能。タイプ中に手のひらが触れてカーソルが動いてしまうのを防げます。気が利いた機能です。

タッチパッド

タッチパッドは小さめですが、反応は上々で、操作に困ることはありません。左下、右下を押し込むと、左/右クリックができます。

2本指によるスクロール操作などにも対応しています。

ポート類

USBなどのポート類はすべて背面に集まっています。左右にはまったくありません。USB機器はいちいち背面を見なければならないので、ちょっと手間に感じます。とはいえ、これもまた小ささゆえの仕方のない部分だと言えそうです。

左右にはポートはまったくない

USB3.0が2つ、HDMI、SDカードリーダまで装備しています。USB Type-Cが一つしかないMacBook “12よりは、はるかに機能的です。HDMIですぐに大型ディスプレイにつなげるのもいいですね!

カメラ

カメラは画面下部分についています。

そのため顔を写すと微妙にアオリがきいた状態になるのでちょっと気になりました。画質や色合いは問題なく、ちょっとしたビデオ会議などには便利に使えます。

とても静か

Lavie Direct NMファンレス設計。ストレージもSSDを採用していますので、機械的に動く部分が全くありません。そのため非常に静か!というより無音

図書館や学校など、静かな場所でも全く気にせず使うことができます。

スペック

今回のテスト機のスペックです。CPUは当機種で最高グレードとなるCore i5-7Y54を装備。モバイルながら非常に軽快な動作でした。

項目 スペック
OS Windows 10 Pro 64-bit
CPU Intel Core i5-7Y54 CPU
CPUコア/スレッド数 2コア / 4スレッド
メモリ 7.92 GB
メモリスロット (空きスロット) – (-)
グラフィックス Intel HD Graphics 615
ストレージ SSD 約256GB
光学ドライブ なし
ディスプレイ 11.6インチ
解像度 FULL HD (1920×1080)
ポート類 USB3.0 x2、HDMI x1、SDカードリーダ
Bluetooth あり
無線LAN(Wi-Fi) 802.11 ac/g/b/n/a
有線LAN なし
サイズ 270(W)×178(D)×18.5(H)mm
重量 約904g

WTS的まとめ

とにかくコンパクト!それでいて画面もキーボードも十分に実用的。仕事でも趣味でも学校の授業でも、どんな場面でも使える1台です。

小さめのカバンで持ち運びたい女性にもおすすめできます。

 

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