Delphi XE4発売!モバイル開発はどんな具合?

Delphi XE4 ヘッダ


Delphi XE4(SEShopへリンク)

 

エンバカデロよりRAD Studio XE4、Delphi XE4、C++ Builder XE4が発売されました!

今回の目玉はやはりモバイル強化。XE2で搭載されたiOS、Android対応がなぜかXE3では消え、そして機能を強化してXE4で復活という流れです。

まず値段の話

ProfessionalのXE3->XE4バージョンアップの価格は、SEShopではたったの5,985円(商品へリンク)。

おっ!やすいじゃん!

と思うのは早計。実はProには目玉のモバイル対応は搭載されていません。モバイル機能はEnterprise以上から標準搭載となっていて、Professionalでは「Mobile Add-On Pack for Delphi XE4 Professional」が必要になります。

現在キャンペーン中ということですが、このモバイルパックの価格は49,875円。
ちょっと重いですね・・・モバイル開発試してみようかな~みたいな気分では買えません。

 

まあ自分的にはモバイルはまだ使う予定もないし、趣味でゲームを作るほどの時間もないので静観です。

今回はDelphi XE4の体験版を試してみようと思います。

Delphi XE4のレビュー

レビューってほどのボリュームもないですけど、モバイル開発部分を試してみました。

 

IDEはXE3から大差なし。ガリレオIDEです。

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いきなりモバイル開発の紹介ページが出るのが変わった部分でしょうか。

 

モバイル機能を試してみましょう。

 

ファイルから新規作成を開くとありました。
FireMonkey モバイルアプリケーション」!

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8個のテンプレートが用意されています。
今回は空のアプリケーションで行ってみましょう。

 

開くと、いきなりiPhone型のフォーム画面が開きました。

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上のボタンで縦、横の変更、縁の画像の表示を切り替えられます。

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対象機種もいくつか用意されています。
自分でカスタムサイズを指定できるようです。

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ボタンでも置いてみましょう。
パレットから掴んで落とすだけ。いつもながらの使い心地。

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そしてダブルクリックで実現部へ。ここもいつもどおり。

伝説の構文、Hello Worldと心をこめて打ち込みます。これを打つとあらゆるプログラムが動き出すというマジックワード。未体験の方はぜひ打ってみてください。感動すると思います。

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FireMonkeyなのでCaptionではなくTextプロパティですね。

 

そしてF9で実行!

しかし・・・

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あれ?

iOSシミュレータはどうやらMacでしか動かないようです。残念。

 

ということで、プラットフォームに32ビットWindowsを加え、こちらで実行しています。

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無事に動きました。

 

あとはこれをMacで試してみればよいのですね。

またレビューします。

まとめ

32bit、64bit Windows、Mac OS X、iOS、Androidとだんだんとサポート領域が増えていくDelphi。

しかもそれぞれのプラットフォームで、JavaやMONOのような実行環境のインストールもなしで動くというのはやはり強いと思います。

 

Visual Studio系は死んでもMacはサポートしないと思うので、Delphiの新しい領地となっていくといいな~と思います。

Delphiユーザー増えるかな~

 

希望したいのは値段!

モバイルパックを試したいけど、個人ではきびしい価格です。やっぱり・・・


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