Windows10のVagrantでVT-x is not available. (VERR_VMX_NO_VMX)エラーが出る場合の対処

Windows10になるVT-xの扱いなどが結構変わるようです。一番影響を受ける仮想化ソフトで問題が出ることがあります。

今日はVirtualBox + Windows 10 + Vagrantでエラーが起こったので対処しました。

エラー

エラーは VT-x is not available. (VERR_VMX_NO_VMX) というもの。今まで正常に動いていたBOXや、新規BOXが突如このエラーを吐いて起動しなくなりました。

環境は

  • Windows 10 Pro
  • VirtualBox (5.1.6)
  • Vagrant

調べたところ、

  • BIOSでVT-xを無効化する
  • VirtualBoxにパッチを当てる
  • Vagrantの設定ファイルをいじる
  • ネットワークカードの設定をいじる
  • VirtualBoxの過去のバージョンにもどす

などの対処法が見つかりましたが、全滅。いっこうに立ち上げができません。

 

最終的に次のページを見つけました。

[Fix] “VT-x is not available. (VERR_VMX_NO_VMX)” in VirtualBox

このページの前半はBIOSでの無効化ですが、ここは飛ばしてOK。重要なのはSolution 2の「Disable Hyper-V virtualization」。これで行けた。

コンパネ > プログラム > プログラムと機能 > Windowsの機能の有効化または無効化

を開くと、Hyper-Vの設定があります。ここのチェックを外して、Hyper-Vを無効化します。

2016-09-28_14h50_11.png

 

一応Windowsを再起動して試したところ、動きました!\( ‘ω’)/

もしHyper-Vを特に使っていなくてVagrantが動かない場合はお試しあれ。

WTS的まとめ

いちおう応急的な措置で直すことはできました。ただ、常にHyper-Vを使っている場合はこの技は使えません。速めにVirtualBox側での対処がほしいところです。